俺の台南っていうブログタイトルにするぐらいなので、もちろん台南に住んでいるわけなのですが、その台南でゲストハウスを営んでいます!!
44才で台湾に来て、今年はもう48才です。早い!でも中国語は全然・・・という話は置いておいて、なぜ台湾に来たのかっていう話までいっちゃうとこれまた長くなるので、台湾に来てからどういう訳でこうなってきたのかって話から、これからの夢を、自分を鼓舞する意味でも書いてみよーーー!!
まずは、台南に来るまで編!!
台湾に来てしばらくして何とか台湾に住み着いてみたくなった
3ヶ月ぐらい中国語を勉強したら日本へ帰ろーっとというぐらいのノリで来た台湾だったのですが、せっせと台湾(当時は台北)で暮らしてるうちに何とか住み付けないものだろうかと思い始めました。
それはなぜか!!?
日本に帰っても何もすることがなかった。というか、ほぼ逃げ出してきたという感じだったので、おめおめと帰る勇気がなかった。そんな感じなので日本に帰るのが恐かった・・・
台湾に住み着くことになったのは、実はこんなネガティブなことが原因の大半なのかもしれません・・・。いえ、なのです!
そして藁をもつかむ気持ちで台湾にしがみついたというのが本当のところなのかもしれません・・・。いえ、本当のところなのです!
でも!台湾に来て、たくさん友達ができた!!
俺はそんな台湾に一縷の光を見つけて、そこから一生懸命にもがきはじめたのです。

台湾で初めて迎える誕生日をみんなで祝ってもらった^ ^
そして生活の糧となること(仕事)を探り始めた
あまり取り柄もない44才のおっさんに何ができるんだろうかと、あーだこーだと考え倦む日々。でも、そんな簡単にそんな都合のいい話が出てくるわけでもない・・・手持ちのお金もどんどん減ってゆく・・・
あ〜と思いながらやっぱり飲み歩く日々の中、ある日友達から「ゲストハウスが似合うんじゃない!」という適当な一言が!「人だけは集まってくるみたいだから。」追い打ちをかけるようにもっと適当な言葉が・・・!!
その言葉に魔法をかけられたように鵜呑みにしてしまって現在に至る・・・です!!
逆に言うとその言葉がなかったら、今がないと言っても過言ではない!!なのです。
そして「よっしゃゲストハウスや!」と意気込んだがその時は「お金がない!!」状態だった
無いのに楽天的に飲み歩いたりしていたので、その時ほどやっぱり俺ってやつはーーーと思った時はありませんでした。
でも泣いても笑っても無いものはありません・・・
いろいろ悩んで悩んだ挙句、ダメもとで母親に相談しました。
少年時代からいろいろあって両親とはかなり確執があり、父親はすでに亡くなっていましたが、当時はまだわだかまりが残っていたし、会社も倒産させてたし、何も言わずに行方不明状態で台湾に来ていたので、親には当然相手にされないだろうと思っていました。
母親は「いいよ、私がなんとかするよ」と二つ返事。
俺の中の何かがぶっ壊れた瞬間でした!!
そして人の愛情というのもが信じられるようになった瞬間でした。
お母さん、ありがとう。
そして意気揚々と台北で物件を探し始めた
台北に住んでいたし、台北には日本人がたくさん来るので、何の迷いもなく台北で物件を探し始めました。
台湾の住まい情報みたいなサイトで調べたり、歩いて「貸すよ」っていう張り紙を探し回ったりで、台湾人の友達に大いに協力してもらって、見えかけた希望を胸に精力的に探しまわりました。
しかし、なかなかいい物件がない!!2件ほどこれならという物件があったのですが、両方とも大家さんに最後の最後でどんでん返しを食うという悲劇・・・またまたやる気がどんどん・・・
という感じで、またまた飲みあるきの日々に突入〜〜〜かと思いきや、とある朝、目が覚めた時にひらめいた!
台湾全体に目を向ければどうだ!!
そうだ!台湾一周の旅に出よう!!!!!
俺って意外と諦めの悪い人間だったようです^ ^
こうなったら自分の一番気に入ったところに住んでやる!!と誓いを新たにしたのでした。
そして台湾で一番気に入った土地探しの旅に出る
と思いきや、旅に出かける前の日になんと台北で良い物件が見つかるというアクシデントがぁーーー!!話もとんとん拍子に進み手付金を払っちゃうという順調ぶり^ ^
あーこれが運命というものなのか〜と思いながら、せっかく決めてたし、友達も巻き込んでたし、台湾一周の旅行に行ってこよ!という感じで、人生をかけた旅行は単なるお気楽な観光の旅へとなり下がるのでしたーーー。
高雄、台中は行ったことがあったので、台北→花蓮→台東or屏東→台南→台北という旅程にしようと決め出発!!その時の天気は忘れもしない雨でした・・・。
4月の下旬で台北ではまだ肌寒い日もある時期でした。
なんとなく期待して行った花蓮

花蓮の刺身^ ^まずくはない!ただ美味しく感じなかっただけ…
花蓮ではずっと雨でした。なので有名な渓谷の太魯閣に行くのはやめて、花蓮在住の台湾人の友達が案内してくれるっていうことでお言葉に甘えさせてもらいました〜
日中はちょっと高台の日本時代の建物、海、カツオの博物館などに行って、夜は夜市をはしごで遊びまくり!!特に海の近くの夜市はゲームばかりで、童心に帰って遊びまくりました^ ^
海が近いっていうことで海鮮も充実!日本人としては嬉しい限り!!
でも、刺身がイマイチでした・・・
花蓮!今度は晴れの日に行きたいです!!
雨という予報だったので台東を通り越して屏東へ

東港の刺身^ ^まずくはない!ただ醤油が甘くてわさびが効かなかっただけ…
雨に嫌気がさしまくっていたので、雨じゃないところへ行きたい。天気予報を見ると、屏東がギリギリ雨じゃなさそうだったので、台東は通り越しました〜〜〜
バイクを借りて南のリゾート墾丁へ行こう!ということになって、レンタルバイクのお店を回ったのですが、どのお店も外国人には貸さないの一点張り!!泊まるホテルのおばあちゃんが私が行けばなんとかなるかも!ということで一緒に行ってもらったのですが、結果は変わらず・・・
この時初めて台湾の外国人に対してのレンタルバイク事情を知りました。
ここは諦めてバスに乗って東港へ!そして小琉球に行こうっていうことになりました^ ^
小琉球へは東港からフェリーに乗って渡る島なのですが、海がとっても綺麗で東港も合わせてマグロが豊富なところで、トロも結構安く売ってます!!
そして小琉球に上陸すると、そこはもうレンタルバイクが飽和状態。誰にでも貸してくれます。
免許?確認しない。ヘルメット?いらない。ビール?くわえてる。みたいな感じで、俗にいう無法地帯(ちょっと大げさ)でいい感じです^ ^
「ところ変われば・・・」ということわざの真意を知った瞬間でした!!
小琉球、とっても良いところです!台湾ファンなら1度は行ってみたいところです!!というか、行くべきなところです^ ^
そして東港でマグロ(トロ売り切れ)を食べたのですが、醤油とわさびがイマイチ!!
そんな感じで小琉球だけで終わってしまった形の屏東ということになりましたが、なんだか爽やかな後味の残るところでした^ ^
屏東!将来はきっとここにも進出するでしょう〜
いよいよ運命の台南に上陸

当時の台南に降り立った瞬間の写真^ ^
さて、なぜか台南は台北にいるときから気になるところでした。これまたなぜか行ったこともないのに「泥くさい力強さ」というイメージを勝手に持っていました。(悪い意味ではありませんよっ)
その、気になる台南の駅に到着ーーー!!
そこはあっぱれな日本晴れ!もとい!台南晴れ!!そしてめっちゃ暑い!!!
台南に降り立った瞬間に心も晴れ晴れとしちゃったのを今でもはっきりと覚えています。
台南に一目惚れの瞬間です!!
他のところは1泊ずつだったのに、なぜか台南だけは2泊の予定で、なんでやろーと思いながらも時間に余裕があるので、これまたなぜかネットの情報で見つけていた気になる物件を見にいくことにしたのでした〜〜〜
すでに一目惚れ状態なので、テンションが上がってイケイケになっていて、若干周りが見えない状態になっっていた俺は、速攻でその物件を気に入ってしまい、その物件を決めてしまいました!!
台北の物件に手付金を払ってきたのを思い出したのはその夜のことでした・・・(少しだけ「あ〜あ」と思いました)
まさに本能が突っ走った瞬間です!!
そしてその物件こそが現在の『はむ家』です!!
もう1組、民宿をやりたいという台湾の人たちが見に来ていたのですが、1階だけを見て帰ってしましました。その人たちにとっては全く魅力のない建物だったのでしょう。俺にとってはお宝発見!!だったのに\(^o^)/
そしてその夜は友達と祝杯!ちょっと疑惑気味の刺身を注文したのですが、これがまたうまい!醤油もわさびもOK!!
これはやっぱり台南しかない!と思った瞬間でした!!

台南の刺身^ ^ちなみにこの店はもうない…
そんなノリと勢いと刺身で決めてしまった感満載の台南なのですが、その数日後には「台南には日本人は泊まらないと思うよ」という友達たちの言葉を振り切ってというか全く無視して、台北から台南へと希望を胸に意気揚々と引っ越して来ちゃったのでした〜〜〜
台南に来るまで編 まとめ
全部書いちゃうつもりだったのに、書いてるうちにみるみる長くなってきてしまったので、3部構成ぐらいにしよう!ということにしました〜〜〜
こうやって振り返ってみると、よくやってきたなという感ばかりで、普通だったら絶望していいよな〜っていうことが幾度かありました・・・^ ^
でもなぜかいつもやる気満々で、なんとかなると信じ込んでいた感があります。
催眠術にでもかかっていたののでしょうか!俺はこれを「台湾マジック!」と名付けて納得することにしています。(この後もっと強烈な台南マジックと出会うことになるのですが…)
何はともあれ、これで何とか台南にたどり着きました。
そして台南での「自分と自分の未来を信じる!」と自分に言い聞かせる日々が始まるのです!